ライフステージに合わせて
働き続けたい。
その思いが図研で
実るまで

ライフステージに
合わせて
働き続けたい。
その思いが図研で
実るまで

営業職

岩久保 美鈴

2014年入社/リベラルアーツ学部卒。大学卒業後ブライダル業界に就職し、ウェディングプランナーとして従事。図研に入社後は営業職として、既存ユーザーへの保守サービス契約の提案と締結を担当する。2回の産休・育休を経て、現在はフルタイムで勤務中。

  • 登場する社員は仮名表記です。

まったく異なる業界から図研に転職し、営業職として既存ユーザーへの保守サービス契約の提案と締結を担当する岩久保美鈴。「ライフステージに合った働き方がしたい」と転職先に選んだ図研では、2回の産前産後休暇・育児休職(以下産休・育休)を経験した。周囲のサポートを得て、岩久保に芽生えた決意とは。

畑違いの業界からの転職
それでも貢献できることがあると思えた

大学卒業後、岩久保はブライダル業界でウェディングプランナーとして働いていた。

学生時代から憧れていた職業であり、依頼者の想いを形にできることに、大きなやりがいを感じていた。ただ、依頼者が相談に訪れるのは、平日夜や土日が中心。日中は電話で問い合せを受けることも多く、残業や休日出勤も少なくなかった。

自分も将来的に家庭を持つことを考えると、仕事とプライベートのバランスが取れた職場で働きたい。ライフステージに合った働き方ができる会社を求めて、岩久保は転職活動を始めた。

図研を知ったのは、転職エージェントからの紹介がきっかけでした。とはいえ、基板設計やCADには馴染みがないですし、はじめはホームページを見ても何をしている会社なのかまったく想像ができませんでした

転職エージェントからの熱心な勧めを受け、岩久保は図研の面接を受けることにした。募集職種は営業で、担当は既存ユーザーへの保守サービス契約の提案と締結だった。面接の場で業務内容について説明を受けた岩久保は、前職と共通点があることに気付いたという。

前職では、新規に訪れたお客様を接客し、契約後は式当日まで一貫して担当する方針でした。言わば、新規顧客の獲得と、既存顧客のサポートの両方を担当する形。自分は後者を得意にしていたので、既存ユーザーのサポートならできるかもしれないと思えました

B to Cの業務だった前職に対し、B to Bのビジネスを経験できる点も自身の成長に繋がると考えた。未経験の業界だが、自分に貢献できることがあるかもしれない。岩久保は、図研への入社を決める。

図研の製品はすべて保守サービス契約の対象であり、購入時に契約したあとは、定期的に契約更新が必要になる。保守サービス契約担当は、契約更新の案内や手続きを担うほか、オプションやライセンス数の変更といった契約内容の見直しの提案も行っている。

複数の製品を購入されたお客様は、それぞれの製品について保守サービス契約を更新する必要があるため、契約の更新月がバラバラになってしまうことがあります。それらを一括で更新できるよう契約期間の調整を提案し、お客様の工数を削減するのも私たちの役割です。こちらから一歩踏み込んで働きかけることで、お客様に喜んでいただける業務だと感じています

所属部署に前例がなかった育児休暇の取得
上司や先輩が暖かくサポートしてくれた

岩久保は、エレクトロニクス設計ソリューション『CR-8000』シリーズを中心に保守サービス契約を担当。案件の数は入社後から増え続け、150社300件ほどにのぼった。

それぞれの案件において保守サービスの契約期間が定められており、製品の追加導入やライセンス数変更などが発生すれば、金額の調整も発生する。「お客様の動向に常に気を配らなければなりません」と岩久保は話す。

前職ではひとつの案件に対し、半年~1年先を見据えて活動し、式が終われば商談は終了でした。今は次年度以降の契約更新に向けて早くから準備を進めるなど、お客様と長いスパンで関係を築けることにやりがいを感じています。また、図研は国内シェアが高いので、売り上げにおける保守サービス契約の割合が大きいことや、さまざまなお客様とお話しできることもモチベーションになります

図研の製品は、少なくとも年1回は契約更新があるため、顧客とコンタクトをとるきっかけにもなる。ユーザーと直接お話しすることで新たな気付きも生まれるという。

雑談のなかで『このような製品がほしい』『増員の予定があるのでライセンス数を増やしたい』といったご相談をいただくことがあります。図研製品のソリューション営業を担当するメンバーに情報を共有して、新規契約に貢献できたときは、やはり嬉しいですね

入社5年目。出産を控えた岩久保は、産休・育休を取得しようと上司に相談する。社内の制度自体は既に整っていたが、現部署で産休・育休を取得する社員は岩久保が初めてだった。

周りに産休・育休を経験した社員がいなかったこともあり、どのような反応があるか少し不安でした。でも、上司に相談したところ、とても前向きにとらえてくれたのです。休みに入るまで、業務の引き継ぎや顧客訪問への同行など、手厚くフォローしていただきました

岩久保と同じ部署のメンバーたちは、岩久保が担当する案件をそれぞれ引き継ぎ、快く受け入れてくれた。こうして岩久保は1年間の産休・育休を取得する。

みなさんの理解と助けを得られたおかげで、スムーズに休暇に入ることができました。1年ぶりに職場に復帰する際は『ついていけるだろうか』という不安もあったのですが、事前に上司が面談の場を設け、復帰後の仕事内容について話してくれたので、安心して復帰できました

ライフステージが変わっても、
変わらず働き続けられること

産休・育休期間が終了した後、岩久保は時短勤務の制度を活用し仕事に復帰した。仕事内容は以前と変わらないが、時短勤務になったことで、仕事のやり方には変化が生まれたという。

保育園のお迎えがあるので、終業時刻には必ず業務を終わらせないといけません。計画的に仕事を進めようとは思うのですが、最初はなかなか一区切りさせられず苦労しました。以前よりも優先順位を意識して、仕事に取り組むようになりましたね

その後、2人目の子どもを授かった岩久保は2回目の産休・育休を取得した。復帰からあまり期間を経ていなかったため本人には気後れもあったが、上司も先輩も大いに祝福してくれたという。

そして2回目の復帰後、職場に大きな変化があった。岩久保に後輩ができていたのだ。これまで部内のメンバーにフォローしてもらっていた岩久保は、復帰早々からフォローする側の立場になった。

私が育休前に担当していた仕事を受け持ってくれていたので、過去の経緯など質問されることもよくありました。後輩にアドバイスすることで、自分の理解が足りていない部分に気づけたり、仕事の進め方を見直すきっかけができたりしたので、むしろこちらが教わることも多いと思っています

その後、岩久保はフルタイムの勤務に復帰。2回の産休・育休を取得したことで、周囲と協力しながら仕事を進めることや、ユーザーの契約更新の時期を見据えてより計画的に業務を進めることを日々心がけるようになった。

最近は、育児休暇を取得したり、時短勤務で働いていたりする社員が増えてきました。気兼ねなく制度が使えることや、周りも相談に乗ってくることを、後輩社員たちに伝えていけたらいいですね

ワークライフバランスを求めて、まったくの異業種から転職してまもなく10年。「こんなに長い間ここで働くとは思っていませんでした」と岩久保は笑う。肩肘張らないリラックスした姿と笑顔は、後輩たちにも希望と安心を与えてくれるだろう。

Questions & Answers

入社前後で図研に対する印象は変わった?
入社前は理系の堅実な会社というイメージが強かったですが、入社してみると、長年続く安心感もありながら、新しいことに挑むチャレンジ精神を併せ持っているイメージに変わりました。
図研の好きなところは?
周りのフォロー体制が整っていて、仕事と子育てが両立できる環境で働きやすいのが好きなところです。
職場にはどんな同僚・先輩・上司が多い?
部署の上司や先輩は、お客様とのコミュニケーションの取り方から提案内容まで幅広くフォローしてくださるので、非常に頼りになる存在です。同僚とは、気軽に情報交換ができるので、小さな困りごとの解決に助けられています。
学生時代の経験が役に立っていることは?
学生時代に行った留学生ボランティア活動で、日本での生活サポートを行った経験は、コミュニケーション力を高める良い経験になったと思います。
休日はどのように過ごしてる?
週末は、お弁当を持って子供が好きなピクニックに出かけたり、一緒にお菓子や料理を作って、子供と触れ合う時間を大切に過ごしています。